【業者が教える】カーペットの処分方法 8選
- 2024.05.26
カーペットには大きく分けて、2種類あり糸などの繊維で出来ている絨毯(じゅうたん)と、コイルやビニールで出来ている電気カーペットタイプがあります。
近年の新築物件だと床暖房タイプのお部屋もありますが、まだまだ絨毯(じゅうたん)や電気カーペットも使用している方も多いのではないでしょうか?
絨毯(じゅうたん)は、自分で解体すれば、普通ゴミとして処分できますが、頑丈に紡がれている絨毯をカットすることは一苦労。
ご自身で搬出できるのであれば粗大ゴミ回収もおすすめですが、回収までに時間がかかるデメリットもあります。
この記事では、時間と体力に余裕のある方向けの処分方法、タイミング別、ビジネスマンのように時間がない方向けに分けて処分方法をご案内してます。
Purchase&Planning 代表
竹内 優貴
この記事の監修
遺品整理士協会認定 遺品整理士
遺品整理士協会認定 遺品査定士
特殊清掃センター認定 特殊清掃士
大阪府警本部 許可 古物商取得
大阪・兵庫を中心に遺品整理・不用品回収を18年行っているPurchase&Planning。業界の良いところ、悪いところ熟知しています。
お見積もりは、どこでも無料ですので、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
カーペットの種類を確認
絨毯(じゅうたん)
屋内の床に敷くための織物や敷物のことで、カーペットとも呼ばれます。歴史的には、織物、草でできた敷物、テーブルや壁を覆うものにも用いられ、 18世紀のヨーロッパで、屋内の床に一般的に使用されるようになった。
ホットカーペット
ホットカーペットとは、電気カーペットとも呼ばれ、商用電源を用いて電気的に暖めることができるカーペットで、家庭内で寒いときに暖をとるために使用されるが、部屋全体の気温はさほど上昇せず、カーペットの表面だけが暖まるという特徴がある。
では、続いて、カーペットの処分方法を見ていきましょう。
時間と体力に余裕のある方向けの処分方法
カーペット:絨毯タイプを解体して処分する
絨毯タイプであれば解体し、通常のごみとして出すことができます。
この方法のメリットは、費用がかからないことです。
デメリットは、手間がかかることです。
絨毯タイプを解体するには、工具やスペースが必要ですし、ごみの収集日に合わせて出す必要があります。
しかし、解体した部品がごみとして受け入れられるかどうかは、自治体によって異なりますので、事前に確認しておく必要があります。また、絨毯は大きいですから、30cm未満まで小さくすることを忘れずに。
自治体の粗大ゴミ回収へ依頼
粗大ゴミ回収への依頼は、自治体の指定する方法に沿って処分する方法です。
一番安く処分する方法として浮かんでくる方法ではないでしょうか?
自治体にもよりますが、大阪市の場合は200円〜1,000円程度で処分が可能です。
2024年現在、大阪市ではカーペットの料金に幅がありますが、次のような大きさによって定義されているため、事前に大きさを確認する必要があるので、確認を忘れずに。
ウッドカーペット(5畳未満) | 400円 |
ウッドカーペット(5畳以上) | 1,000円 |
カーペット(じゅうたん等織物製・6畳未満) | 200円 |
カーペット(じゅうたん等織物製・6畳以上) | 400円 |
コチラの記事では粗大ゴミの手続きや使い方などを細かく解説していますので、合わせて確認してください。
市・区 | カーペットの処分金額(円) | 参照リンクの表記 |
---|---|---|
大阪市 | 200~1,000 | 大阪市のホームページへ |
札幌市 | 200 | 札幌市のホームページへ |
仙台市 | 400~1,200 | 仙台市のホームページへ |
横浜市 | 500 | 横浜市のホームページへ |
新宿区 | 400~1,300 | 新宿区のホームページへ |
名古屋市 | 250~500 | 名古屋市のホームページへ |
福岡市 | 300 | 福岡市のホームページへ |
この表は、主要都市のカーペット回収金額の目安です。料金は変わる可能性がありますので、最新の情報を確認しましょう。
フリマアプリやネットオークションを利用する
フリマアプリやネットオークションを利用する方法は、絨毯やカーペットを自分で販売する方法ですね。
売上金が見込めることがメリットではありますが、デメリットもありそれは、手数料や送料がかかることです。
また、これらに出品する際には、写真を沢山撮影し、傷や汚れをしっかりと撮影しなければいけません。これを怠ると、落札者とのトラブルの発生、返金問題など、かなりややこしくなってしまいます。
フリマアプリやネットオークションの利用で忘れられがちなのが、オークションサイトの利用料金や、フリマアプリの使用料として、売り上げの何%かを使用しているアプリやオークションサイトへ支払わなければなりません。
大手のyahooオークションであれば8.8%~10%+システムの利用料がかかる場合もあります。
参考:yahooオークション|出品者にかかる利用料
他には、メルカリが有名ですがこちらも10%がかかります。他にはライセンス手数料などもかかる場合があるため、出品するものについてしっかり検討しましょう。
参考:メルカリ|メルカリはものを売るのにお金がかかる?
どちらにせよ、商品の状態や需要によっては、売れない場合もあります。
家に置いておく余裕がある場合に限るでしょう。
また、送料などを検討せず出品してしまうと、大きく損をしてしまうケースが散見していますから、その点も注意が必要です。
リサイクルショップで買い取ってもらう
リサイクルショップにカーペットを買い取ってもらい、再販することが出来ます。
コチラも売ったお金を得ることが出来る点はメリットではありますが、一方で、買取価格が安いことは言うまでもありません。
なぜならば、フリマアプリなどと同様で、トラブルが起きた時のリスクはリサイクルショップ側が負うことになりますし、再販されるまでの倉庫代金、お店に立つスタッフの人件費などがかかります。
新品未使用品だとしても、購入価格の半額程度が目安だそうです。
使用感のあるものは更に安くなるか、もしくは、買取自体断られる可能性も十分にありますから、あまり期待しない方がいいかもしれませんね。
寄付する
せっかく買った絨毯やカーペット。
まだ使えるし、捨てるのはエコじゃないしなんかもったいないな〜。
と思っている方は、寄付をしても良いかもしれませんね。
NPO団体や、介護施設など、物の状態が良ければ、引き取ってくれる施設もあります。
そのような施設を見つけて寄付をするのも良い方法と言えるでしょう。
しかし、ボロボロであったり、シミや汚れが酷いときには、引き取ってもらえませんし、持ち込むにも時間がかかります。
状態が良かったり、カーペット需要があるお店や施設などは、喜んでいただけますね。
いかがでしたでしょうか。
時間と体力に余裕がある方は、自分の本棚の状態や価値に応じて、最適な方法を選んでみてください。
買い替えや引越しのタイミング
カーペットを処分するタイミングとして、一般的なのは買い替えや引越しです。
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
購入店に引き取ってもらう
カーペットを買い替えるときには、購入先の店舗が引取サービスや下取りサービスを行っている場合があります。
引取サービスは無料で行われることが多く、下取りサービスでは新しいカーペットの値引きやポイント還元などの特典が受けられることがありますが、オンライン購入の場合は、対応していない場合がほとんどなので、前もって確認を忘れずにしてください。
新しいカーペットの購入費用が節約できるかも?のところがメリットではありますが、
デメリットは、購入先の店舗がサービスを提供していない場合や、引取可能なカーペットや条件が限られている場合があることです。自分でカーペットを配送する手間はありますから、そのような引取も含めて実施してくれるお店で購入した方が良いですね。
引越し事業者に処分を依頼する
引越しをするときには、引越し事業者にカーペットの処分を依頼することもできます。この場合、引越し時に不要なカーペットを一緒に運んでもらって、処分場所まで持って行ってもらうことができます。
カーペットの大きさや重さに応じて処分料金を設定してますが、一部の事業者では、回収したカーペットをリサイクルショップやチャリティ団体などに寄付するサービスも提供しています。
この方法のメリットは、自分でカーペットを運ぶ手間が省けることや、引越し時に一括で処分できることです。デメリットは、処分料金がかかることや、事業者によって処分可能なカーペットや条件が異なることです。
また、引越し事業者に処分を依頼する場合は、事前に見積もりを取って料金やサービス内容を確認する必要があります。
時間に余裕がない方は不用品回収業者への依頼がおすすめ
時間に余裕がない方は、不用品回収の事業者に依頼するのが一番手っ取り早い方法です。
不用品回収の事業者は、絨毯やカーペットだけでなく他の不用品も一緒に回収してくれるので、まとめて処分することができます。また、24時間365日対応しているところも多く、急な引越しや片付けにも対応してくれます。
不用品回収の事業者に依頼するメリットは
– 自分で運び出す必要がない
– すぐに処分できる
– 本棚以外の不用品もまとめて処分できる
不用品回収の事業者に依頼するデメリットは
– 粗大ゴミによる処分に比べ料金が高い
– 悪徳業者やボッタクリ業者に注意しなければならない
不用品回収の事業者に依頼する場合は、料金やサービス内容を事前に見積もりしてもらい、契約内容をしっかり確認しましょう。また、信頼できる業者を選ぶために、口コミや評判をチェックしたり、許可証や保険証を提示してもらったりすることも大切です。
不用品回収業者の選定
この章では、不用品回収事業者を選ぶときに注意したいことについてお話ししたいと思います。
不用品回収事業者とは、家庭で不要になった品物を引き取ってくれるサービスのことです。引越しや模様替え、断捨離などの際に利用する人も多いでしょう。
しかし、不用品回収事業者には悪質な業者も存在します。無料回収を謳っておきながら、後から高額な料金を請求したり、不用品を適切に処分せずに不法投棄したりするケースも珍しくありません。
そうならないためには、不用品回収事業者を賢く選ぶ必要があります。では、どうやって選ぶのでしょうか?次の4つのポイントに絞ってみました。
1. 口コミや評判をチェックする
2. 料金やサービス内容を明確に確認する
3. 許可証や保険に加入しているか確認する
4. 複数の業者から見積もりを取る
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1. 口コミや評判をチェックする
不用品回収事業者を選ぶときには、口コミや評判をチェックすることが大切です。口コミや評判は、実際に利用した人の感想や評価なので、業者の信頼性やサービスの質を知ることができます。
口コミや評判をチェックする方法は、Google mapのサービスで検索することがおすすめ。
このような形で見れるので、参考にしましょう。
2. 料金やサービス内容を明確に確認する
不用品回収事業者を選ぶときには、料金やサービス内容を明確に確認することも重要です。
明確でない場合は、後で思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
電話やメール・LINEなどのSNSだけでの判断はやめておきましょう。
訪問の出張見積もりをしっかり行い、通路の幅、エレベーターの有無、それらの要因により金額がかわります。
大手不用品業者の口コミを見ると、
・電話での見積もりでは、10,000円と言われたが、当日搬出まで終わった段階で30,000円と言われた。
・コールセンター、見積もりに来た方、実際に荷物を引取りにきた方の全員が言ってることに違いがあって後味悪いです。
・相場の2倍以上の請求をしようとすると悪徳業者。 従業員の接客態度も横柄で教育がなっていないと感じました。 見積もりの時に、勝手に押し入れの中を覗き見たりする業者です。
このような口コミが見られます。不用品回収業者は、お客様のご自宅に上がることがほとんどですから、しっかりと確認をしましょう。
3. 許可証や保険に加入しているか確認する
不用品回収事業者を選ぶときには、許可証や保険に加入しているか確認することも必要です。
許可証や保険に加入していない業者は、不用品の処分方法や作業の安全性に問題がある可能性があります。
安全性とは、回収された不用品が適切に処分をされるのか?を指します。
不用品として回収されたものは基本、リユースされたり、処分場に持ち込まれて処分されます。
しかし、許可がない業者の場合、処分にお金がかかるため不法投棄する業者も一定数いるようです。
そのような会社に依頼をしないよう、注意するためにはホームページ上やパンフレットで確認をすることをおすすめします。
4. 複数の業者から見積もりを取る
不用品回収事業者を選ぶときには、複数の業者から見積もりを取ることもおすすめです。複数の業者から見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較することができます。
複数の業者から見積もりを取る方法は、インターネットで一括見積もりサイトを利用することや、直接電話やメールで問い合わせることなどがあります。
次のようなポイントをしっかり業者へ伝えてください。
– 不用品の種類や量を把握しておく
– 必要な情報を正確に伝える(エレベーターの有無・段差の有無など)
– 見積もりを取った後に他の業者からも見積もりを取ることを伝える
– 見積もりを取った後にすぐに契約しない
以上、不用品回収事業者を選ぶためのポイントをご紹介しました。
不用品回収事業者は多数存在しますが、すべてが信頼できるわけではありません。無料回収に騙されず、口コミや評判、料金やサービス内容、許可証や保険、見積もりなどをしっかり確認して業者を選定してください。
まとめ
自治体に問い合わせる: 安心して処分ができ、価格も安いが、回収日まで待たなければならず、搬出もかなりの手間である。
フリマアプリやネットオークションを利用: 売上金が見込めるが、オークションやアプリ使用の手数料のほか、梱包作業、さらに送料などもかかる。
リサイクルショップで買い取ってもらう: 状態がよくブランド本棚などの場合は売上金が見込めるが、買い取り価格が低い場合もあり、状態が悪ければ逆に費用がかかる場合もある。
特定のタイミングでの処分方法としては、
買い替えの際に購入店に引き取ってもらう: 下取りサービスがあれば新しい本棚の購入費用が節約できるが、そのようなサービスがなければ料金がかかる。
引越し事業者に処分を依頼する: 引越し時に一括で処分できる。この場合、有料の場合がある。
時間に余裕がない場合は、
不用品回収の事業者に依頼: すぐに処分でき、日程も調整しやるいが、費用がかかる。
これらの詳細な情報を解説してきました。本棚の処分方法を選ぶ際には、自分の状況(本棚の種類、予算、時間など)に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。また、不用品回収業者を利用する場合は、料金やサービス内容をしっかり確認し、信頼できる業者を選び、効率的に本棚を処分してみてください。
会社名:Purchase&Planning
住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-2-2-B1F 36-1 大阪駅前第2ビル
TEL:06-6476-8645
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休