大切なご家族を送り出した後、避けては通れないのが「遺品整理」です。特に家具や家電といった大きな不用品の処分は、体力的な負担だけでなく、自治体のルール確認など精神的な手間もかかります。

大阪市では、粗大ゴミの収集ルールが近年変更されており、以前の情報のまま手続きを進めると「券が買えない」「電話がつながらない」といったトラブルになりかねません。本記事では、遺品整理のプロである「Purchase&Planning（パーチェス＆プランニング）」が、2025年時点の最新公的情報に基づき、大阪市での粗大ゴミ処分をスムーズに進める方法を分かりやすく解説します。

1. 大阪市における「粗大ゴミ」の定義

大阪市では、粗大ゴミを「家庭の日常生活から出るもので、最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの、あるいは棒状の形で1メートルを超えるもの」と定めています。

遺品整理でよく見られるタンス、食器棚、ソファ、ベッド、自転車などはすべて粗大ゴミの対象です。品目ごとの具体的な分別は、大阪市の「ごみ分別早見表」で確認できます。

2. 最新の申し込み手順（電話・LINE）

大阪市の粗大ゴミ収集は完全予約制です。現在、申し込み方法は以下の3種類がありますが、電話番号の変更に注意が必要です。

① 粗大ゴミ収集受付センターへの申し込み

• 固定電話から： 0120-79-0053（通話料無料）
• 携帯電話から： 06-6530-1530（通話料有料）

※以前の「0570」から始まる番号は現在使用されていません。令和6年3月より上記の「06」から始まる番号へ変更されています。

② LINE・インターネット申し込み

「大阪市粗大ごみ収集受付システム」または大阪市公式LINEアカウントから、24時間365日いつでも申し込むことができます。遺品整理で処分品が多い場合は、リスト化して入力できるネット申し込みが便利です。

③ 手数料券（ゴミシール）の購入場所

申し込み時に案内された手数料分の「粗大ゴミ処理手数料券」を購入します。
【重要なお知らせ】
令和7年3月31日をもって、大阪市内の郵便局での販売は終了しました。現在は以下の場所で購入してください。

• 大阪市内のコンビニエンスストア（セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート等）
• スーパーマーケット（取扱店表示のある店舗）
• 各環境事業センター

3. 粗大ゴミ処理手数料の一覧表

大阪市の手数料は、品目の大きさや形状により200円、400円、700円、1,000円の4段階です。

品目例	手数料（目安）	出し方のポイント
椅子、座椅子、照明器具	200円	1点ごとの料金です
電子レンジ、掃除機、自転車	400円	家庭用機器が対象
タンス、食器棚（中型）	700円	高さ＋幅の合計による
ベッド本体、大型タンス	1,000円	解体していても同料金

※正確な料金は申し込み時に必ずご確認ください。詳細は「粗大ごみ処理手数料一覧表」で参照可能です。

4. 処理施設への直接持ち込み（自己搬入）方法

遺品整理で一度に多量の不用品が出る場合、指定の処理施設へ自ら持ち込むことも可能です。詳細は「ごみの持込み（自己搬入）について」をご確認ください。

• 予約： 各環境事業センターへ電話予約（前日まで）。
• 料金： 10kgにつき90円（現金払い）。
• 注意： 大阪市内のゴミであることを証明する身分証の提示が必要です。

5. 専門業者に頼むべきケースの判断基準

大阪市の行政サービスは安価ですが、遺品整理の現場では以下のような理由から、当社のような専門業者へ依頼されるケースが非常に多くなっています。

比較項目	大阪市（自治体）	Purchase&Planning
搬出作業	家の前まで自力で運ぶ	部屋からの運び出しを全て代行
対応スピード	申し込みから1〜2週間後	最短即日・日時指定が可能
買取り対応	なし（すべてゴミとして処分）	遺品査定士が買取り、費用から相殺
分別の手間	細かな分別が必須	仕分けから丸ごとお任せ

まとめ：大阪市の遺品整理でお困りの方へ

大阪市での粗大ゴミ処分は、最新の連絡先やルールを正しく把握することが第一歩です。しかし、大切にされてきたお品物を単なる「ゴミ」として処分するのは忍びないものです。

Purchase&Planning（パーチェス＆プランニング）では、ご遺族様の心に寄り添い、丁寧な仕分けと確かな査定で、負担の少ない遺品整理を実現します。お見積もりは完全無料、追加料金は一切いただきません。まずはお気軽にご相談ください。