【業者が教える】洗濯機の正しい処分方法と費用を徹底解説!
- 2023.06.05
洗濯機は、家電リサイクル法の対象品目となっており、一般的な粗大ゴミとして捨てることはできません。不要になった洗濯機を適切に処分するには、どのような方法があるのでしょうか?また、処分にかかる費用はいくらなのでしょうか?
この記事では、洗濯機の処分方法と費用について、以下の6つのポイントに分けて詳しく解説していきます。
- 家電リサイクル法とは何か?
- 洗濯機の処分に必要なリサイクル料金と収集運搬料金
- 洗濯機の処分方法6選
- 洗濯機を処分する際の注意点
- まとめ
それでは、早速見ていきましょう。
家電リサイクル法とは何か?
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)とは、一般家庭や事務所から排出されたエアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などの特定家庭用機器廃棄物から、有用な部品や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
この法律により、これらの対象品目は「家電4品目」と呼ばれ、製造メーカーによって処分に必要となるリサイクル料金が異なります。また、回収方法も購入した店舗や自治体によって異なります。そのため、不要になった洗濯機を処分する際には、製造メーカー名や回収方法を確認する必要があります。
洗濯機の処分に必要なリサイクル料金と収集運搬料金
不要になった洗濯機を引き取ってもらうには、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払う必要があります。
「リサイクル料金」とは、製造メーカーが設定した料金で、廃棄物から有用な部品や材料を回収・再利用するためにかかる費用です。この料金はメーカーや製品によって異なりますが、2023年1月現在、主要メーカーの洗濯機のリサイクル料金は2,530円となっています。
「収集運搬料金」とは、小売業者が設定した料金で、廃棄物を自宅から引き取り、製造メーカーに引き渡すまでにかかる費用です。この料金は小売業者によって異なりますが、一般的には1,500円~3,000円程度となっています。
つまり、洗濯機を処分するためには、最低でも4,000円~5,500円程度の費用が必要となるということです。
洗濯機の処分方法6選
洗濯機を処分・回収できる方法を6つご紹介していきます。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、自分の状況や希望に合わせて選ぶようにしましょう。
市区町村の回収サービスを利用して処分する
購入した店舗が閉店していたり、思い出せない、譲られた家電の場合はお住まいの自治体に相談しましょう。自治体によって異なりますが、以下のような対応になります。
- 市町村で回収してくれる
- その他の正しい処分方法を提示される
- 協力店を紹介してもらえる
- 提携している取り扱い業者を紹介してもらえる
金額は方法によって変わってくるので、お住まいの自治体に確認してください。
メリット
- 自宅から近い場所で処分できる
- 安心して任せられる
デメリット
- 回収日や時間が限られている
- 自分で持ち込む必要がある場合がある
- 費用が高めになる場合がある
不用品回収業者に依頼する
「家電リサイクル法がよく分からない」「自宅で簡単に洗濯機を処分したい」といった方におすすめの方法が不用品回収業者に依頼することです。当然料金はかかりますが、依頼をすると自宅まで取りに来てくれる点が強みです。日時はこちらで指定できますし、即日回収が可能な場合もあります。部屋からの運びだしまで行ってくれる業者を選べば、お年寄りや女性にもおすすめです。
ただし、洗濯機は家電リサイクル法の対象品となっているため、無料で回収していると謳うような業者は違法業者の可能性が高いです。こういった違法業者に依頼してしまうと、回収後に多額の費用を請求されてしまうケースや、回収したものが不法投棄されていたといったケースが発生する可能性があります。このようなトラブルに巻き込まれないように業者選びは慎重にしましょう。
メリット
- 自宅まで引き取りに来てくれる
- 日時指定が可能
- 部屋からの運びだしまでしてくれる業者が多い
デメリット
- 違法業者に騙されるリスクがある
- 費用が高めになる場合がある
ホームセンターや電器店で引き取ってもらう
大型家電を新たに購入する際には、購入したホームセンターや電器店に不要な洗濯機の引き取りを頼むことも一つの手段です。新しい家電の購入と一緒に古いものを引き取ってもらうと、引き取り料金が無料になる場合もあります。
メリット
- 新しい家電の購入と同時に古い洗濯機の引き取りが可能
- 引き取り料金が無料になる場合もある
デメリット
- 新しく家電を購入するタイミングでなければ利用できない
メーカーの引き取りサービスを利用する
家電メーカーの多くは、自社製品の回収サービスを行っています。ネットや電話で申し込みをすると、自宅まで引き取りに来てくれる場合が多いです。ただし、引き取り料金は別途必要になることが多いので注意が必要です。
メリット
- 自宅まで引き取りに来てくれる
- メーカーだから安心
デメリット
- 引き取り料金が別途必要
- 予約が混み合っていると引き取りまで時間がかかる場合がある
中古家電店で引き取ってもらう
まだ使用に耐える洗濯機であれば、中古家電店で引き取ってもらうことも可能です。一部の中古家電店では、引き取り料金が無料になる場合もあります。
メリット
- 使用可能な洗濯機を引き取ってもらえる
- 引き取り料金が無料になる場合もある
デメリット
- 使用に耐えない洗濯機は引き取ってもらえない
- 自分で運び出す必要がある場合がある
ネットオークションやフリマアプリで売却する
まだ使用可能であれば、ネットオークションやフリマアプリで売却するのも一つの方法です。ただし、自分で発送する必要がある場合もあるので注意が必要です。
メリット
- 使用可能な洗濯機を売却できる
- 収入を得られる可能性がある
デメリット
- 自分で発送する必要がある場合がある
- 購入者を見つけられない場合がある
洗濯機を処分する際の注意点
最後に、洗濯機を処分する際の注意点をいくつか挙げておきます。
- 「家電リサイクル法」対象の洗濯機は、一般的な粗大ゴミとして出すことはできません。
- 無料で回収してくれるという業者は、違法な可能性が高いので避けましょう。
- 自治体や専門業者への依頼は、事前に料金やサービス内容を確認してから行いましょう。
まとめ
洗濯機の適切な処分方法を理解し、法律を遵守してリサイクルに協力しましょう。処分方法は洗濯機の状態や自分の状況によって変わりますので、上記の方法を参考に最適な選択をしてください。また、処分に関する法律やルールは変わることもあるので、最新の情報をチェックするようにしましょう。
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